二十歳の記念
日曜の夜は、ヨメさんはなにかご馳走でも作るのかと思っていたが、普通の食事でした。
節目の日に、もう少しなにかしてやればいいのに。
相変わらず、ハレとかの意識の欠如した女だ。
また、後日、飲みにつれていってやる約束とは別に、この日にはビールを1本買ってきてやりました。
ボクがその当時なら、同じシチュエーションなら、オヤジは「キリンビール」の大瓶を出してきたはず。
(当時どうだったか、という記憶はさだかではない・・)
今や、「第3のビール」が市場を席巻している。
でも、大人としての味はどれなのか。
選んだのは缶の「キリン 一番搾り」。
最近のコはビールは苦くてキライだときく。イヤなものを[飲め」と薦める気にもなれない。
ラガーよりも、むしろ、一時期販売していた「キリンゴールド」の方が苦味があって個人的には好きだったが、「入門編」としてはこれくらいか。
スーパードライは、これも好みで、お勧めできなかった。
カレは、特にイヤがるふうでもなく、「ゴハンと一緒に」飲みきっていました・・
ただ、なんとなく盛り上がらない食卓で、こういう説明までは息子にできなかった。
いわば、この書き込みがその鬱憤晴らしというべきか。
実は、息子も未成年とはいいながら、大学でいろいろアルコールは嗜んでいるのだろうが。
ボクも、大学1年の新歓合宿で、しこたま飲まされたクチだ。
証拠写真もあるし。
両腕かかえられながらやっと立ってた写真。
自分の父親とは、結局飲みにはいけなかった。その前に、逝去してしまった。
ボクが21歳のとき。
ただし、自宅では飲んでいたが。
4歳上の兄と一緒に、正月に剣菱1本を一晩で飲み干したとき、父親は
「よくやった!」
とまではいかないが、母親の話では、とても喜んでいたらしい。
酒を十分飲めることは、父親にとっては誇らしいこと。
ボクもそう思うようになりたい。