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ポンヌフの夕暮れ

早朝RUNもできず、グースカ寝ていた、無念な休日。
VISTAではIE9のアップデートが何度も失敗に終わり、原因を調べていたが、解決しない。
むっきー

庭のキュウリが一段と伸びてきたので支柱を追加したぐらいしか成果のない1日。

夕方からは、家族のお出かけの予定にしていました。
先日、会社からは就業規則が変わり、「3人目の子供が生まれた場合、10万の祝い金を支給する」と。
ウチで3人目となる下の娘が生まれたのは、もう17年前・・
果たして、これでもいい?と総務にといわせると「いいですよ」との答え。

そのまま、娘の今後の学費に使ってやりたいが、どうせの「宝くじ」みたいなお金なら、少しみんなのために使ってもバチはあたるまい。
ということでセットアップした「はじめてのフランス料理」。

上の息子はこの話に喜び、2人の娘は「まあ、お父さんがいうならいいや」と特に喜ぶでもなし。

選んだのは「ポンヌフ」。
バラ園からやや西に行った、新幹線高架下の店。
でも、この店は、かつてはもう少し西の信号脇(北に曲がれば吉備路に向かう)にありました。
南北に長く、店はいつもにぎわっていて、たしか2階の席は落ち着いて食事がとれました。

母親か誰かがうわさを聞いて、教えてくれたものだから、デートに何度か使っていました。
気取ったところもなく、味は良い。リーズナブル、とは言わないけど、破格でもない。
だからヨメさんに「あそこ、知ってるだろ、ほら、・・」と話していると「私、行ったことないけど・・」と冷ややかな視線を受けたことも・・・
帰りに、店の人に聞いてみると、この場所に移って13年だという。
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メニュー。
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前菜、の前に出たメニュー。
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黒いのはイカスミをパンにまぶして乾燥させたもの。土みたいで、家族のみんなが食べ方に戸惑ううち、最初に勇気を出して食べるボクに視線が注がれていましたっけ・・・
その下には豆苗のなんとかがあって、マメっぽい味でした。
いける。

前菜。
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マメの冷製スープ。ヴィシソワーズの別バージョン。これなら作れるかな・・
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海鮮料理。
白ワインのソースは、パンでキッチリさらえました。
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メインディッシュ。5種類から選べる。
これは娘の選んだ国産牛フィレ。最初は「品切れなのでサーロインでいいですか」といわれて、それでOKしたのだけど、結局注文通り。あのあとどっかでうまく牛めっけてすぐ調理したのか?(笑
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ボクは同じ料理にしないで、バリエーションを見たかったので、鴨のロースト。
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デザート
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カモミールティー
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料理にはパンがついてきますが、デフォルトとして、フランスパン(バゲット)の3センチ幅くらいのものと、同等の大きさの「豆を入れた自家製パン」がついてきます。
美味しかったのは「自家製パン」。
しかも、少し暖めてあるので、よけいに美味しい。
途中で、「パンのおかわりはどうですか」と言われて、全員おかわり。その代わり、フランスパンか自家製パンかどちらか。ボクは迷わす自家製パン。ヨメさんと下の娘はフランスパン。
このときはフランスパンを少し分けてもらったけど、暖めてあったので、これも美味しい。
気配りがある。
慣れていないので、ディッシュそれぞれの味の見極めはまるでわかっていないけど、すべて、合格点以上の出来だったと思います。
隣の10人ほどの大家族のグループには小学校低学年や2歳程度の子供もいたのだけど、騒ぐでもなく大人しく食事をしていたのには感心しました。
また、いきなり別のテーブルで「はっぴばーすでーつーゆー!」という歌声が。
店からのささやかな贈り物らしい。
でも、全然イヤなかんじはしないし、最後はこちらも拍手してしまいました。・・・といったアットホームな店の雰囲気、わかっていただけるかな?



2時間少しかけて、すべてのメニューは終わり。
いつもは娘達ともほとんど会話しないし、息子は普段は一人暮らししているのだけど、今日ばかりは、やや和やかでした。
息子は「こないだロードレーサーを買って50キロくらい走った」とか、頼もしい話をする。
児島半島が練習ルートみたいなので
「お父さんがヘトヘトで走ってたら声かけてくれ」
「えー。無視するかもよ」
そんな会話も悪い気分でもない。
むしろ、もしもいつか手をあげたボクの挨拶にカレが短く反応するだけで、十分満足かもしれない。
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by pmrider | 2014-07-21 22:29 | エンタ | Comments(0)