人気ブログランキング | 話題のタグを見る

老人はわかってくれない

昨日から老いた実母にメールするが、なんの反応もない。
まあ、それもよくあることだが、水曜日の今日、帰ってからナイトランのつもりで早めに帰ったものの、歩いてバス停から帰る途中で、母の携帯に電話しても出てこない。
2回も。
留守電になることはいつものことだが、普通はそのあと、「さっきのはなに?」と返信の電話があるものだが、それもなし。

ボクは思う。
生きる上で大切なのは、なるべく後悔しないこと。
あのとき、こうすればよかった、と思わないこと。
もしも、母が足を痛めていて動きにくいのでは、とか考えると、走るのは止めて(明日にする)車で母の家に行く。

家には電気がついているので、まずは大丈夫そうだが、家に入って、台所までいって、2mほどの至近距離で、廊下に立っている母に声をかけてやっと来訪を知らせる。いちおう無事だ。
無事なのはいいが、いつものように、COOPに頼んで宅配してもらっていた(本人は注文した覚えがないというから、カモにされている可能性もある)冷凍食品とかヨーグルトとかを「あげるから持って帰って」といわれる。

しかし、先日も、冷蔵しなくてはならない食品を常温のままでもらって、家で黙って破棄したばかり。
今回も、それらしい冷凍コロッケとかもらう。
「これ、袋がパンパンだよ・・」
「大丈夫よ」と母。
しかし、油断はできない。

帰ってよく見ると、賞味期限はOKで、品物は少し冷えているが、昨年11月の製造で、「-18℃以下で保存してください」と書いてある。
・・・これも、廃棄処分だな・・

昔の人は、たぶん、食品を捨てるのもなんだかイヤなのだろうと思うから、代わりにこちらが捨てることにする。
もちろん、ボクもモッタイナイ感はあるのだけど、どうしようもない。
やたらと食品を買うな、と言ってはいるのだが。

2年ほど前にも、「冷凍庫が欲しいので電気店に付き合って」と母に頼まれていちおう連れていったが、それは、通販会社からの入れ知恵で、販売拡販のためのタクティクスなので、これは母を説得して購入には至りませんでした。

昔は大人、今は老人はわかってくれない。
老人からすれば、子供はわかってくれない、となるのだろうか・・
by pmrider | 2016-01-13 22:31 | ぶつぶつ | Comments(0)