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第9回児島半島港めぐり100キロウルトラマラソン(2016)・ボランティア記録

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今年も、この季節がきた。
仕事で休めなくなることもなく、無事に土曜日は昼間に15キロRUNも済ませて、ボランティアとして参加の準備をする。
明日は台風本体こそ来ないが、降水確率は何度見ても日中は70~80%程度と高い。
ただし、マラソン大会となると、予報は雨でも、案外小降りで続くとか、一時的な雨で済むこともあるので、自分としては案外楽観的でした。

数週間前に、もう8年以上前に買ったバイクのタンクバッグのチャック部分が壊れてしまい、持って行くことはできない。
大き目のウエストバッグも、チャックが一部おかしいので、持っていけない。

ウエストバッグは昼間に「お宝発見!」で1000円で中古購入。これで十分だ。
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両津勘吉最終回(笑
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カッパに、大きめのリュック(100キロウォークで使ったやつ)を背負う。バイク走行時の防寒具には冬用ジャージをビニール袋に入れてもっていく。
これ以外は、いつもの装備とほぼ同じ。

ここ4日ほど、節酒・禁酒していたのだが、(月末の健康診断受診のため(^^;)土曜日の18時にはビールとチューハイを飲んで、さっさと寝る。
途中で目が覚めたけど、12時に起きたので、睡眠時間6時間は確保。
いままでの大会時に確保できた中で最大の睡眠時間だ。

朝食代わりに、なぜかチャーハンを作りたくなり、作った半分は家人に残して、1時45分頃に雨の中、バイクで出発。


約45分の道のり、かなり強く雨が降り、そして、やむ。その繰り返し。
スリップが怖いので、速度はほぼ制限時速ほど。
この時刻に道を走る車はほとんどいない。

3時に間に合うように鷲羽山の駐車場へ到着。
既に数人のスタッフが集まっている。雨は小降りだ。
テント設営は3時から。
ここで初めて、うっかり、大会のスタッフTシャツを着てくるのを忘れていました。主催者のF原さんには「えーよ」と言われたけど・・失敗だ。

カッパを着ているので、作業自体はそれほどいつもと比べて遅延はない。
毎度のことなので、段取りを先回りできる。
ばたばたしているF原さんに代わって、アナウンス用のマイクとラジカセを使えるように繋いでおくとか。
記念品の封入とスタッフへの必要数分の手渡しとか。

5時のスタート時刻が近づいても空はまだ暗く、少しずつ白んでくるいつもの年より、これから始まるドキドキ感は少ない。

雨がほとんど上がっていて、選手が簡易のカッパを着てのスタートにはならなかったのは、よかったことだろう。

選手宣誓
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記念写真
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F原さんが、挨拶などでスタート5分遅延を知らせて、まだスタート用ピストルが見つからない、とばたばたしているので、別のスタッフ(クラブの偉い人?)が「よーーーい。どぉん!!」と掛け声。ナイス。


今回のボクの担当は、ロックランの方と一部一緒に行動して、3箇所のエイドを手伝う。
リーダーのWさんには、王子が岳のいつものルート分岐での案内などで一定時間別行動をとることで了解をもらう。

1個目のローソンのエイドは、スタート時の動画を撮っていて遅れて場所に移動したが、5キロということで選手もあまり立ち寄らないし、いても短時間。
男性のTさんと、練習会ではおなじみのK徳さんと、これから井原のぶどうマラソンに向かうという男性がおられました。
Wさん達にはことわって、先を急がせてもらいました。

6:00 途中の橋。風景的にはイマイチだけど・・
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6:03 路地の曲がり角案内のためにいたのだけど、K谷さん愛想よすぎ!
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6:08 王子が岳登り口。いつも立ってくれている地元の人がいない。早すぎ?
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6:27 1週間前にトレイルレースで24H走ってこられたM村さん。残念ながら、このあと43キロ地点でリタイアとなりましたが・・
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6:52 骨だけでとても可哀想なT中さん
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7:50 玉付近 すっげー楽しそうに走ってるー
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8:18 田井を激走!
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8:45 港めぐりぽい風景(毎度お気に入り)(野崎)
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ここらへんで、金甲山登山口のエイドへ合流。
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9:10 金甲山登山口
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9:55 Bコースはこちらへ。レディースゴルフのせいでいつもよりはるかに交通量は多い。
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雨は小雨だったり、やんだり。
気温は比較的低めだと感じるが、ランナーのほとんどはスポンジで水を首筋にかける。
相当蒸し暑いようだ。
そして、エアサロンパスやコールドスプレーをほとんど太ももに使う。

ペースを見ているとコールドスプレーが足りなくなりそうなので、雨の中ボクが代表して買いにいきました。ついでに、飲料水を冷やすための水道水も。サークルKでは水道を使ってペットボトルに入れることは断られたそうだ。ならば、ここから行ける、ヨメさんの実家で水をくむか。

タマヤにはコールドスプレーは売ってなかったので、店員にきくと「薬局にはあるわよ、ほらもうちょっと行ったとこにある」。そうか、ひまわりがあったか。
エアサロンパスの大きめなのが売ってなかったので、コールドスプレーの大きめのに。
レジで「すいませんが、水道水を入れてもらえませんか」と男性店員に頼み込んでみると「今なら・・・できます」と。
店の奥で2本入れてきてもらいました。ラッキー

このあとはTさんと先行してルート最後に近い高室のエイドの設営に向かう予定でしたが、トップランナーの金甲山到着時刻そして出発時刻から類推し、やはり14時に設営していれば十分だと判断。
13時過ぎにもらったお弁当を食べて、そしてしばらくしてすべてのランナーの通過を確認。これなら、本隊も全部移動できる。

バイクで先行して本部に戻り、エイドにもって行くものを確認。
飲み物はあまり残っていない。発泡スチロール1箱分。
昨年の教訓を生かして(笑)蚊取り線香と、照明代わりのヘッドランプを借りる。
Tさん待ちでしばらくコンクリートブロックに座っていると、これまでたちん棒だったせいか、ちょっとうとうとする。あぶない。

Tさんの車が戻り、「さっき、水島IC近くでトラックが横転事故だ!」みたいな話をしながら高室に向かって同乗させてもらう。
ちょうどリーダーのWさんの車も到着していて、一緒に設営。
本部にいたとき、高室から10キロほど手前にエイドのU田さんに電話してみると、トップランナーは13:45頃通過。
高室にはざっと1時間後くらいの到着予想。
設営は14:30には完了しました。
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14:53 Bコースのトップではあるが、とにかく先頭のN谷さん。ずっと身重の奥さんが応援で走ってくれたおかげなのか?
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このあと、11時間あまりのタイムで初優勝されたそうです。おめでとうございます!

続々と・・ということでもなく、すこしずつ通過してゆくランナー。
時折、かなり激しい土砂降りも降る。
夕方近くになっても、まだ冷たいスポンジは選手に大人気だ。
やはり、気温は低くても過酷な大会だ・・

昨年ここでエイドをしていたロックランのM田さんも途中で立ち寄り、なごやかな雑談エイドとなる。

18時頃、F原さんから電話がある。
「昨年のように、暗くなってきたので大池のそばでランナーを最後まで誘導してください」
「わかりました」
また来たか・・
昨年はひとりぼっちで、蚊に苦しんでいたので蚊取り線香を持ってきてもらい、椅子もないので数時間立ちっぱなしだった場所だ。
バイクも持ってきていないので、歩きで移動か。
そのことをF原さんは知らない(バイクで来ていると思っている)だろうけど、だから行かないという選択肢はないし、F原さんに伝えても意味がないので(バイクありません~んって?)そのまま傘をWさんに借りて持ち運び用の蚊取り線香を持って、コースを逆送する。
やはり、ここの坂は疲れたランナーにとってはキツいよなー、とか思いながら、やはり今日の蒸し暑さを実感できました。

18:30~21:45くらいまで、ここでぽつりぽつりと来るランナーに声かけ、誘導。
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高室には、ランナーの到着状況を報告。
1度だけ、前エイドのU田さんに電話して、ランナーのエイド到着状況をききました。
そのあとはU田さんからも連絡があり、「20時過ぎに最終ランナーがエイド通過、ここのエイドはこれから撤収するよ」と。

最後のKさんが伴走者2名とともに通過。
あと1時間10分くらいで(いちおうの)リミット23時。
残り距離は8キロほど。歩いていたのでは間に合わない距離だ。
少し泣いているとも思えるKさんはリタイア宣言したようだが、「いけるとこまでいく」と歩き続ける。
そのうち、汗が冷えて寒そうにしていたので、待機していたスタッフの車に乗って、送られていったようでした。
伴走者の方とも別れて、こちらはエイドまで少し走って戻る。
途中のランナーで、ランプの電池切れの人がいたので、自分が持ってきていたのを貸してあげたので、急遽車のスタッフさんから懐中電灯を借りて走る。
森の坂道は不気味で、森からはなにかの鳴き声もするし、ここをライトなしで進むのは無理。
疲れたランナーさんにも、かなり精神的にキツいだろうな・・

エイドの片付けを手伝い、23時前に本部に戻ると、雨はまたもキツく降る。
まだコースをとぼとぼと歩いているランナーには(おそらく)まだ困難が続く。

たこ飯をもらい、すこしずつ片付けを進める。
そのうち戻ってくるランナーさん。
そのたび歓声があがる。
最終的には23:35くらいに最後のゴールだったろうか。

今日の中では強いほうの雨がしばらく続く。
彦崎あたりでは、昼間にかなり強い雨も降ったそうだ。
雨が弱まってから、ゴミの片付け、テントの分解。
トラックで一度荷物を運んで帰ってくる、と言われていたが、残りは少なそうだし、ここで帰ることにしました。
0:30頃。

もう雨上がりだったが、防寒のためにカッパを着て、1時半頃に帰宅。
をを、24H連続で活動していたことになるな・・
用意してくれていた夕食は、控えめな量だったことは助かった・・
琥珀ヱビスで、やっと1日の疲れを癒すことができました。
さて、来年は逆に、初めて面倒を見てもらう番となるかな・・なれるかな・・・?


by pmrider | 2016-09-19 23:30 | ランニング | Comments(0)