直島まで娘とツーリング、しかし・・・8キロ
数日前から、バイクに乗せて!と大学生の娘に頼まれていたので、彼女の日曜は忙しいし、これから寒い季節に変わっていくので、なるべく早めのスケジュールで、今日の3日を彼女に提案していました。
スケジュールは空いている、オッケーと。
でも、そうなると、せっかくの休日に自分が走る時間がなくなる。
娘と行く場所を悩んだあげく(あまりに長距離だと寒いし、ボクのバイクのサスペンションではお尻に優しくない)犬島か直島が候補に。
彼女の本意は、なるべくバイクに乗りたいことなので、直島にバイクで行くことにする。
さすがにチャリでは(以前息子と行ったが)坂がキツいので女性には勧められない。
レンタル電動自転車を借りるくらいなら、バイクをフェリーに乗せてもさして変わりない。
実は、以前に瀬戸芸のパスポートを知り合いからもらっていたけど、使う機会がありませんでした。
よく考えれば、会期は11/6まで。
使うなら、今しかない。
直島行きの宇野発フェリーの9:22の便に乗るために、8:30には家をでるように、娘に準備するよう指示。
あとは、早朝に起きて走っておけばいい。
朝6:30頃スタートで、いつもの新岡山港~百間川河川敷コースをまわる、10キロちょいのコースを走っていました。
左手に擦り傷。
右足ヒザにも。こちらは軽い。
しかし、左手の半分が血だらけなので計測はストップ。
脚は無事なので、そろそろ走って家に戻る。
腹も打ったようだが、こちらはちょっと痛いくらいで外傷はない。
しかし、左手の握力が戻らないようで、バイクのクラッチ操作に不安が残る。
それでも、せっかくの娘とのデートを中止したくない。
神様、娘とのデートの快楽との引き換えは、これほど辛い傷なのですか?
なんとか帰宅して、絆創膏まみれの左手。
動かせば痛みは免れないが、動かないことはない。
朝食もまだの娘のためにセブンイレブンにより、パンを買わせる。
ギアチェンジのたびに痛みに逆らうために、いつもよりはカクカク感があるが、やむをえない。
なるべくギアチェンジしないような運転をする。
娘に変に気を遣わせてもいけないし。
フェリーには無事間に合い、自分の足での乗客も多い。
メットの着脱やバイクの取り回し、グローブの着脱に時間がかかる。いらいら。自分のせいだが。
娘はフェリーでは暖かい船室ではなく「上に行きたい」と言い、瀬戸内の風いっぱいなてっぺんのベンチで約20分を過ごす。
これはボクの血筋だな・・・(^^;
直島に着く前に早めにバイクに戻るつもりが、遅れた。
乗客の渋滞に巻き込まれる。
上陸して、まずは定番の「赤カボチャ」へ。
穴から顔を出した娘も写真に撮る。
以前、息子と来たけど、こんなおちゃめな写真は撮れなかった。
バイクで移動を始めて、地中美術館近くでちょっとうろうろ。
睡蓮・・
ここからベネッセハウスに行く予定だったが、他の作品展示のカンバンがあったので寄り道し、結局は先に本村に着いてしまいました。
パスポート券は1部なので、そこらの鑑賞施設では、娘一人で行かせました。ボクも行ってもよかったけど、その入り口で当日チケットを売っているとは限らなかったので。
もう、ボクが見るのではなく、娘に見せてやるべき時期だし。
見てからの娘の感想にうなずく自分もそれはそれで幸せだ。
ANDO MUSEUM
うきだまオブジェ
レンタサイクルにはカゴに地図が貼られている。これは便利!
黄カボチャをつまむ
案外山の上にあったな・・
入場料は地中美術館みたいなオプション料金取られなかったけど、中身はけっこう充実していました。楽しい。
パスポート券、よく考えれば、地元なら十分元はとれそうでした。
娘と奇妙なオブジェが立ち並ぶスペースでおちあい、彼女が「これ、なんだろう」という透明な円形の部屋へ。
以前も、息子ときて、何かわからなかった施設。
今日、入ってみると、山側と海側が重なって見える仕掛けなのかな?とか思いましたが・・
左手の調子は、時間がたっても良くならない。
事故にあってもつまらないので、帰路に向かうことにする。
今日通ったコースは距離にしてはたいしたことはないのだが、ベネッセハウスから宮浦港までの道は坂がかなりキツく、バイクできた理由も、娘はわかってくれたはず。
14:55発のフェリーで宇野に向かい、あとはなるべくギアチェンジしなくていい速度で、無事に家まで戻りました。
ちょっとした買い物に、クルマで出かけると、左手でドライブを切り替えるのが一苦労。
駐車場にバックで駐車するのも、スムーズに切り替えできない。
サイフからの小銭の出し入れにも時間がかかる。
イヤハヤ・・いままでの転倒よりもダメージは一番大きいかな。
今日は結婚記念日なので、直島のおみやげをヨメさんに買いました。
シンプルだが、安くはない。
でも、そのお返しはないんだよね・・
1日つきあってくれた娘は、以前より、母親たるヨメさんの若い頃に日々顔が似てきていることはわかっていました。
そんな、タイムスリップして出現したような女性と1日過ごせたことを、なによりの「今日の贈り物」と受け止めよう。(←優等生すぎ!!!)