「この世界の片隅に」を観るために・18キロ

朝9時頃の岡山市内。青い空!
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とりあえず、20~30キロ走るつもりで、8時半頃にランに出発。

昨晩、実母が「ころんで襖のガラスが割れた」とメールがあり、「怪我はないの?」ときくと「ない」と。
でも気になるので、ほぼ中間点に実家が来るようにコース決め。

中銀の窓の反射
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彫像も眩しそう・・・(^^;
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岡山城も光っている。(写真では難しい)
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実家の様子はといえば、母が寝る場所は確保されているが、ガラスが散乱していて、危ないことこの上ない。
掃除機と、手でガラスを回収し、そのあとの修復は兄に頼みました。
ヘルパーさんにうまく伝わらないと危ないので、ケアセンターの担当者に電話し、事情を説明しておきました。

あとは、たいぎだったらバスで帰ることも可能な道を走るけど、けっこう乗ってきたので、最後まで走りました。
ラップは遅いけど(^^;

家のゴールまであと2キロ。
いつもは曲がる道をよく見れば、直進できそうだったので、あぜ道を走る。
いったいどこまで続くのか・・?みたいな。
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無事帰宅してから、ヨメさんからは、夕食も作ってほしいようなリクエスト。
冷蔵庫にあるものを考えると、キャベツと豚肉がある。
ならば、回鍋肉か。
高松で単身赴任のときは、よく作っていた。
もちろん、「回鍋肉の素」のソースを使って。
カンタンで美味しい印象。

で、一方、数日前から、気になっていた映画「この世界の片隅に」。
感想サイトで見ても、悪いコメントはない。観たい。
今の仕事では、いつイレギュラーな出勤を指示されてもおかしくないから、休める時間は貴重だ。
次にいつ休めるかわからない。
イオンシネマで観るなら、11時半くらいと14時過ぎ。
11時半のには間に合いそうにないので、14時を目指す。

「~の素」を使えばあっと言う間の回鍋肉だが、クックパッドではなんとかできそうなレシピを見つける。
テンメンジャンとトウバンジャンだけ補給してきて、下ごしらえをして、13時半には完了。
映画が終わって17時に帰宅しても、作れる。

バイクでイオンまで行き、無事にチケットを購入。
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(以下は思い切りネタバレですのでご注意)
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「この世界の片隅に」
戦争映画はこれまでいくつもあるが、これはまた違う視線。
普段の生活をしていた大衆が味わう現実。
地上で攻撃を受ける側の危機感や恐怖感。
リアルさを味わうために、劇場での観覧がいいかなぁ・・

能年は、配役にあっている。
ジブリ映画よりも、キャラの表現が複雑で、よりリアル。深みがある。
逆にいえば、エンターテイメント性には欠けるのだが、それはこの映画の価値には関係ない。

それまで、配給は滞るが戦争の悲惨さは感じられなかった、すずが、時限爆弾式の爆弾によって、姪と自分の右手を失うことで、味わう喪失感、そして怒り。
しかし、それでも普段の生活を続けるしかない、そして、この世界の片隅で、出会えた同士であることを感謝してゆけるのだから、いいではないか。

残念ながら泣けなかったけど、映画の最後のエンドロール、さらにそのあとの、映画製作のためのクラウド・ファウンディングに協力した人々の名前のロール(漫画家が多い?さべあのま氏の名前だけは確認できました)が終わって、劇場が明るくなっても、なかなか席をたつ人はいませんでした。

補足。さらに詳しい感想。



広島に住む浦野すず。厳しい兄と、気の合う妹すみ。
いきなりの縁談で、18歳での嫁入り。
相手は軍法会議所の書記官、北條周作。
小さい頃、広島市内で周作が見初めたと言うが、すずには記憶はない。
呉での生活は、足を痛めている義母の家事の手伝いばかりだが、昔から、オリジナルの面白い話を妹に聞かせるとか、絵がうまく、友人の代わりに描いた絵が賞をもらうほど。
それが、すずの生き方を支えていたはず。
戦争の状況は、どんどん悪くなっているはずだが、それは、里帰りしたすずが、電車の切符が買えず予定より遅れて呉に戻ったり、配給が減ったりすることでだんだんわかるが、昭和19年くらいまでは、まだ生活は酷いものではなさそうだ。
しかし、1日何度も発令、解除を繰り返す空襲警報はハズれのときもあり、すずの家族も辟易する。
実際に空襲を受けるシーンは迫力があり、実体験のある人には、ショックだったのではないか。
さらに、姪となる晴美を連れて義父の見舞いに行ったとき遭遇する空襲で、不発弾と見せかけた時限爆弾のそばにいたばかりに、晴美と、右手を失ったすず。
晴美の母からは人殺し呼ばわりされ、すずの右手は失ったので、もう絵は描けない。
どんなときも、すずだけは普通でいろ、と周作に言われていたのだが、右手を失ったことは、心の奥では、悔しくて仕方がない。
焼夷弾が家に撃ち込まれたときも、片手で必死に消火する、すず。
玉音放送をきいて、周りの人は終戦に安心しているのに、あからさまに悔しさを隠せないすず。
原爆を、離れた場所で体験する様子。

光ったあと、地震。

キノコ雲。

原爆を受けた母親の悲惨な最後の描き方はインパクトが大きい。

その母親が連れていた幼い子が、偶然すずと出会い、子供となる。
原爆ドームのそばで、周作がつぶやく。
この世界の片隅で出会ったんじゃから、と。
広島弁は、ヤクザが使うとダメだが、丁寧に女性が使うと、かなり感じよい。

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帰宅して、すぐに夕食の準備。
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今回、生姜を加えてみた中華スープは、我ながらいい出来。


by pmrider | 2016-12-11 19:49 | ランニング | Comments(0)