第2回 阿讃山脈縦走路トレイルランニングレース
不安と期待の入り混じった気分で、朝7時前に自宅を出発。
晴れているせいか、終始、朝日が眩しい。
55分くらいで瀬戸大橋の坂出IC通過。
9時からの受付に間に合うように行ったのだが、やや早すぎる。
8:40には「エピアみかど」に到着。
谷川の紅葉は時期を過ぎているけど、山はなかなかキレイ。
9時からはじまった受付はすぐに終わり。
ゼッケンと、半生のさぬきうどん(3食)をもらいました。
ゴール後に、さらにお茶のペットボトル500CCとフィニッシャータオルと「エピアみかど」の温泉入浴券と「暖かい食事券」を。
ゴール地点
バスで送ってもらったスタート地点。ぼっけー登る・・・
ここを降りるかと思うと、きょーて~
標高1000mくらい?
装備チェックのあと、日差しは十分あり、こちらはTシャツでスタンバイ。
11:50のスタートまでの待ち時間が長い。
スタート前10分になって、ゲストの鏑木毅氏が来られていました。
ロングコースを走ったあとだという・・・すげぇ
参加者も「おそるおそる」というカンジで一緒に写真を撮らせてもらっていました。
ボクも、ちょっと迷ったけど、撮りました。一生の記念かも!
鏑木氏の挨拶。
スタート前に、それでもボクよりもずっと若い、コースを知っているという男性ランナーにきいてみると、まずは舗装路を2キロほど下り、そこからの急峻な登りからが本番だという。
たしかに、そのとおり。
ストックも使ったけど、それで楽になるレベルではない。
息が相当キレました。ぜいぜい。
これは、まだ楽だった下り
それでも、登りはいいとしても、問題は下り。
ランシューなので、滑りがとても気になるので、本当は登りの速度ダウンを下りでカバーするはずが、全然カバーできん。
階段も、壊れかけている部分もあるし・・
コースの目印の一つ。クーランマランのハンカチ。
風景。もっと開けた風景で周りの山も見えるのかと思ったけど、ほとんどが林の中。
道を塞ぐ木
最後まで苦しんだのは「下り」。
シューズをトレイル用にしない限り、リトライするのは難しい。
足の親指も、以前のように爪下血腫になりかけてたし・・・
登りはストックの効果もあり走れるけど、距離をかせぐべき比較的フラットな道でのろのろ走ってしまうのはいけない。
下りでは3回ほど転びかけたし、女性ランナーにさえ下りで道を譲ってからはほとんど追いつけない。
ラストあと1キロくらいの下り。危ないって!
あと6キロ、と誘導員の人に教えてもらってからは比較的フラットで距離をかせげる道だったけど、そのあとの誘導員からは「あとは下りですよ。もうちょっと(ガンバレ)」と言われたものの、登りはあるじゃないか・・
唯一の龍王山のエイドでも「あとは下るだけですけど」と言われたけど、そんなことないって!
まあ、それを信じるべきでもないけど。
ゴールは残念ながら3時間を4分オーバー。
ショートクラスは70人くらいしかエントリーしていないし、すでにランナーの間隔はかなり離れているので、ゴールまで国道の路肩を走っていると、「まもなく、61番のセンシュ、ゴールです」とアナウンスが聞こえる。
そして、ちゃんと名前も余裕で照会できるから(途中の迷いやすい道に立つ誘導員も、ナンバから即座に××さん通過、と記録していた)、ゴールテープを切り、「PMさん、ゴールです!」とマイクで叫んでくれる。
そしてフィニッシャータオルを女性がかけてくれる。
悪くない。
案内の女性から「あと5分で表彰式があるので、あの施設に入ってください」と言われる。
でも、こっちは汗ビショでヘロヘロなので、すぐにクルマに行って着替える。
水も補給。
で、施設に行ってみると、どこで何をやってるのかわからない・・・
どうせ、表彰は1~3位だし、「鏑木さんの印象に残った選手賞」というのも縁はなさそうだ。
ゴールでもらったチケットのうち、「食事券」を使って、大鍋の豚汁らしきものをいただきました。
でも、これは「うどん」。
野菜と一緒に煮たようだが、うどんのコシがまるでない。
今日は朝7時前にオニギリ1個だけで、エイドでバナナ半分をもらっただけで空腹なはずなのに、全然美味しくない・・・
係員の人から「タダでおかわり、いかがですか?」と言われたけど丁重に断りました。
なんでだろう・・。
温泉券でフロに入ったけど、そんなにのんびりもできない。
いつもと違う足の筋肉を「使いタオした」ような気がするので心配ではあるが、歩くのには支障がない。
家のおみやげには「ぴっぴ揚げ」(さぬきうどんを小さい子供は、ぴっぴ、と呼ぶらしい)。
会社には鳴門スイートポテト「クッキー」。
16時にでて、家には18時過ぎ。
相変わらず家族はボクにレースの様子をきくでもなく無関心だが、仕方ないな・・・
[補足および謝辞]
初めてのトレイルランを体験させてもらいました。
エピアみかどやスタート地点には警察や消防の方も見られて、安全面に全面的に協力されているのに安心しました。
ランナーへの案内のアナウンスもよく聞こえました。(開会時、道を通るバイクの音がややジャマでしたが)
迷いやすい箇所へのリボンの設置や、誘導員の方の適切なご指示には大変助かりました。
途中のお励ましの言葉にも、元気づけられました。
山、といっても、明るい道や暗い道、なんとなく靄が立ち込めて神聖な気分になる森や、土の質が異なる道も発見できて、トレイルランの楽しみ方を垣間見た気がします。
惜しむらくは、後半に、モトクロスバイクの練習場所と接近する場合があり、排気のニオイや音が、山の走りとそぐわない気がしたことですが、これはロケーション上やむをえないのかもしれません。
運営そのものはまったく問題ないと思いました。
貴重な体験をさせていただき、関係者の方に厚くお礼を申し上げます。