屈辱の2014そうじゃ吉備路マラソン・フルマラソンリタイア
しかし、渋滞がひどい。
交通規制は7:30からだから、サンロードのそばは通過できたかもしれない。
とか考えたけど、結局は8時過ぎに車を置いて、シャトルバスで会場へ。
荷物を置くとき、事前にミールさんから「はっぴーずの場所に置けばいいですよ」と言ってくれていたが、既に体育館はほとんどいっぱい。当然か。
2Fのエレベータのそばの一角に荷物を置き、どうしても受けておきたかった、マッサージとテーピングのある場所へ。ここに行くのも、人ごみをかきわけてやっとのこと。
時間が気になったけど、左右の腸脛靭帯を見てもらい、「これでいいですよ」と言われたけど「テーピングも頼みます」とさらに依頼して貼ってもらったけど、昨年よりは雑なかんじ。
結局、そのあと18キロくらいの場所ではがれてしまったので全部捨てたのだけど。
キネシオテープなら、剥がすのに苦労するから、違う安物だったのかも?
いつもならウォーミングアップするのだけど、その時間もない。
会場へのバスを降りてから、以前よりもかなり距離があるので(きっと、帰りの渋滞を避けるために遠くにしたのだろうが、こっちは負担が大きい)ジョグしていったから、それで代用。
荷物を置いた場所が2Fのエレベータのそばだったので、人で渋滞した階段を避けて降りることができました。
ナイス。
それでも10分前にはスタート地点の末尾くらいに並べました。
市長は今年は走らないでスタータだ。市の中でなにかとゴタゴタがあるそうで、あまりハデなことはできないのさ・・とは、帰りのタクシーの運転手の話(伏線)
スタート直後のド渋滞の中で7分/キロくらいのペースは楽なのだけど、それでいいのか?とハップンしたのが、今日のすべての間違い・・・
五重塔付近
いつものレースと同じく、できるだけ走りやすいスペースを探して追い抜いていく。
足守川
エイドステーションでは、水をもらおうとしてもカップを並べているだけで水を入れる人がいない。
もういいや、と横のコーナーへ。
15キロ付近で、チャリランの知り合いの「げーくん」めっけ。
サブ4だよね!とハッパかけたあと、抜いていきました。
このときはまだよかった・・
先行して走るカツオさんとすれ違ったので、「がんば!」と一言。
21キロ過ぎくらいから、なんとなく右の腸脛靭帯が痛む。
それは今にはじまったことではなく、しばらく走っていえば治ることはわかっていましたが、スピードは落ちる。
歩く、ジョグする、を繰り返す。
こうなると、悩ましいのが、道での応援のエール。
声をかけてくれるのはありがたい。
でも、声をきくと、否応なしに走るポーズだけでもしなくては。
苦しい。
和食レストランの前では、着物を着たエラいかんじのいい妙齢の女性3名くらいと従業員合わせて5人くらい声をかけてくれて、それはとてもよかった。写真撮りたかったけど、2周目にしよう、と思ったのが甘かった(これも伏線)
26キロあたりで、持ってきたジェルを補給。
でも、あまり効果は感じられない。
帰りの道が途方もなく遠く感じる。
犬も走ってる・・・
歩いたあと、いかに筋肉痛を隠してゆっくりでもいいから走れるか、方法を試すけど、うまくいかない。
だから、どんどん抜かれる。
いままでの大会では、ハーフまでは、途中で歩く選手はラスト近くでないといない印象だったが、フルではここらでかなり歩く人も多い。
止まってストレッチしてみるけど、効果はない。
たぶん、歩いていけばいけないことはないだろうが、それって・・・完走したといえるのか?
また、足のダメージを考えると、それで明日が休みならまだいいけど、仕事に影響ないだろうか。
それよりも、レースが終わったあとに着替えて自力でクルマのとこまで戻ることを思うと、余力を残しておかないとマズい。
そのうち、さっきの「げーくん」にも抜かれる。
35キロ付近で、足守川を再び渡る橋のそばで、係員の男性にリタイアも申し出ました。
「わかりました。救護タクシーを呼びます。でも、さっきも時間かかかったので、待ってもらえますか」
「さっきも・・?ですか?」
「ええ、リタイアされた方がおられたので。交通規制があるので、すぐにはこれないんです」
時刻は13時過ぎ。
13:45過ぎると、徐々に規制が解除されるらしい。
「これ、せめて座るのに使ってください」
と渡されたダンボール。
おしりの下にひいて座ってたけど、今日は比較的暖かいとはいえ、汗の沁みたTシャツがやや冷える。
でも、防寒のためのものは一切ない・・・
たぶん15分ほどしてタクシーが到着し、送ってもらいました。
規制があるので、すんなりとはいかない。
タクシードライバーの人は、その規制は熟知しているようで、とんでもない道も走ったけど、無事にアリーナのそばにでました。
途中でランナーの走る姿を見ていると、とても恥ずかしい気持ちだが。
「ありがとうございました。で、どこに行けばいいですか?」
そのままゴールするワケにもいかないだろう・・・
「救護のコーナーに行ってください」
タクシーから、ゼッケンをつけたランナーがでてくると、周りの人は怪訝な顔をするだろうから、こそっと(笑)タクシーからでました。
救護のコーナーで事情を話すけど、「どこか痛いところは?」という質問。
いや、それはいいので、ゼッケンのチップをどうするのか。
回収されて、それで終わり。
いつもの充実感はない。
でも、今回はこれしかなかった。
階段を降りるときも、ダメージを感じる。
無料サービスの豚汁も終わっている。
もってきたオニギリ1個を食べて、帰りのバスに乗るための、結構長い道を歩いていきました。
とりあえず、リセットだ。
でも、チャレンジはやめない。