奈緒子
「炎のランナー」が有名だが、それはオリンピックを見据えたもので、もっと下の市民レベルからのものは少ない、と思う。
ま、ランニングって、画的には地味だし。
こないだ、「夜のピクニック」を見ました。
ずっと前にDVDにしておいたもので、見るのは2回目だけど。。
とある高校の、24H100キロ歩行大会が題材。
走るシーンはかなり少ないが、24Hのウォークを通じて多部未華子ら高校生の心の葛藤が解き放たれるような映画。
ランニングというカテゴリに加えるならば、これは、まあ、アリかな。
そういえば、これもそうだったな、と「奈緒子」のDVDを今日あらためて見ました。
2008年公開。篠宮奈緒子:上野樹里 壱岐雄介:三浦春馬。
最初に見た当時は、スピリッツに連載していた原作は全部見ていたから、比較すると、ほんのストーリィの一部だし、「はしょり感」はあるし、上野も三浦もミスキャストぽくて、自分の評価はかなり低いものでした。
付け加えるならば、このときは、ランニングは自分でもやろうという気持ちはまったくありませんでした。
でも、今回は、鶴瓶演じる松浦カントクの叫ぶ「ビルトアップや!ラスト3分!」というセリフの重さがよくわかります。
「(坂のある)浜まで10キロ、毎日5本」というのも、オソロシサがよくわかる・・・
ランニングを知らない人には、到底わからないリアリズム。
心ならずも、ラストでは涙がでました。
あとで見て、評価が上がる映画、というのもおもしろいね。
デッドヒート
エンドのクレジットを見て、ちょっとびっくり。
案外よく脇役で出て、シッカリ実際も走っていた、柄本明の息子・時生がいたとか、マネージャが「佐津川愛美」だったのはまだいいとしても、雄介のライバル:黒田が、綾野剛だったとは・・
(写真:向こう側)
練習ではビリだけど「坂道では誰にも負けない!」吉崎クンがとても好きです。