ミッドナイトランでも、大丈夫。-5-
今日がまさに、そのアンラッキーデイ。
明日の、保険会社が家にきて打ち合わせする予定について、数日前に、ヨメさんから、勝手に日曜の10時だから、といきなりいうもんだから「チャリティランがあるから、無理。いままできいてない。12時にしてくれ」と答えて、そのまんま。
今日になって確認すると「12時でいいそうよ」
「おいおい、確認できたなら、すぐ知らせろよ。社会人の常識だろ」
これにハラがたったのか、またも毒づく。
「アンタはこの春に会社をクビになったんじゃろー(普通の社会人の常識なんてえらそうに言うな、ということらしい)」
「何度言えばわかる。リストラされただけだ。」
「でもクビじゃろ」
「何度もイヤな響きの言葉を使うな」
「だって事実じゃん」
「こちらは言わないでくれ、と言っている。わからないのか?もしも、あまり美人ではない女性に、あなたは目が小さくて口が大きいね、なんて言うのはかわいそうだろ」
「言わないでいいことは言わない」
「ならば、こちらも言う必要はないだろう。本人はイヤがっているのだから」
「でも、(以下、素直に受け入れることはなくだらだら続く)」
「じゃあ、こっちもイヤなことを言うけど、あなたの義兄は結婚もしていないんだよ。仕事もしていない。義父母の跡継ぎはいないんだ。家は継がれない。そんなことでいいの?」
「そんな家いくらでもあるわ。(平気よ)」
「てっきり、田舎の家だから、家を代々継ぐことにはナーバスだと思っていたが・・そんな常識の人とは思ってもいなかった」
それでも冬だから、これから今家にいる4人でナベをすることもある。
正月は一人暮らしの息子も帰ってきて顔を合わせる。
そこで、一人ふてくされるワケにはいかないから、自分を繕う。
なんてこった。
いつか子供はみんな家から出て行く。
そのとき、できれば家計は別々でやっていきたいなぁ・・ささやかな願い・