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島根へ~追憶を探して(1)

しばらく前に、ふと見つけた、1989年のツーリングの写真。
友人と2台で、たしかこのGWの時期、広島から島根の海岸沿いに1泊のツーリングに出たときの写真。
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・・・だと信じていたのだが、数日前に、同行した友人と飲みに行き
「あのときの写真撮った場所、島根半島だったやろ。今度走ってみるわ」と言い出しました。
「え・・?おいおい、PM。ちゃうで。あの写真撮ったんは、丹後半島やで」
「え?そんなことないよ。鹿島原発の前で、手を振り上げて[ゲンパツハンタイ]のポーズで写真撮ってもろたやないか。たしか、後ろの山の上で、監視員がこっち見とったんやで」
「そうだったなぁ・・・でもな、あの写真は、別の場所やで」
「いや、ボクの記憶に間違いない」
「PM、・・勘違いしとんのはそっちやで・・」
「そうかなぁ・・・」
ボクは、かなりの確信を持っていたが、敢えてそんなことでいつまでも言い争うほどヒマではないので、百聞は一見にしかず。行ってみるしかない。


5/3の朝。
高速を使えばなんてことない距離だが、実は、昨日までVTZはオーバーホールでした。
その前日に、クルマ屋(4輪専門)でオイル交換してもらったら、ご主人曰く
「前輪のチューブバルブのゴムが劣化していて、空気がモレてる。なんとかしないと」
もっと調べてもらうと、後輪もマズい。そういうことを調べてもらううちに、VTZは自走できなくなっていました。
いきつけの「バイク屋」(2輪専門)とクルマ屋のご主人は知り合いなので、電話で状況を説明してもらい、ボクがVTZを軽トラでバイク屋に運んだりして、直せる段取りをつけました。
原因は、走ったキロ数ではなく「経年劣化」のようなもの(走行キロ数は30000キロくらいだが、なんせ製造から20年経とうとしている)で、直してはもらったものの、完全に元通り、とは思えませんでした。今度は、どのパーツがイカれるか。
なので、高速ではあまり飛ばすつもりもなく、今回のルートでいえば「岡山自動車道」を使えばいいのだが、ここは普通の高速道路と違い、対面通行の路線もあり、ここで後ろのクルマにアオられるのもイヤだし、脇にのけていなすのも危険。
従って、行きは下道を使い、帰りに疲れていたら、高速を使うことに決めました。

だから、出発予定は朝7時。
手持ちの道路マップは古いものばかりなので、直前に、道路マップではなくネットの地図をプリントアウトしたため、10分オーバーして出発。
道は空いていたが、今日は暑くなりそうなので、厚手の長袖Tシャツと、綿のタイチのブルゾンにしたら、これが寒い。
ま、そのうち気温も上がるだろう・・・と思ってたけど、午前中一杯は、いつものGWらしく風が強く、震えるほどではないが、快適な走りとはいえませんでした。しかも、トンネルはもっと寒い。四十曲峠トンネルなんて、体感として15度くらい外気と差があるように思えました。


でも、風のおかげで、この時期によくある、川に渡した「鯉のぼり」は勢いよく「泳いで」いました。勇壮だ!
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北房から、R181に出るのに、落合を経由すると遠回りなので、ショートカットするつもりで、まずは醍醐桜へ行く道をたどったつもりが・・・なんか変。
細い道にきてしまい、道の脇で子供とキャッチボールしてた男性に道を尋ねました。
「いやー、ボクも、あんまりこのへんの道、知らないんですよ・・・」
ならば、カンで行くしかないか・・・
「あ、そうそう、あっちに行けば、R313とか大きい道があると思いますよ」
そっちは遠回りなので、こちらを選んだんだよな・・
「どうもありがとう」と礼を言って、実はその男性の教えてくれたのと違う方向に山を登っていきました。
1台だけ、トラックが対抗してきたので、これはイケるかも???と思ってどんどん山を登る。
そろそろ、下りになってもよさそうなのに・・・と思っていたら、広大な牧場に出ました。
余裕があれば写真の1枚でも撮ったくらいののどかさだったけど、今はそれどころじゃない。
そのうち、ついに、・・・・行き止まりになりました。
こんな山の上で!!
by pmrider | 2008-05-03 21:21 | 写真 | Comments(0)